#50 最近読んだ本 ― 『土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて』

自分の生活とはまったく関係なさそうな本だけど、
知らない世界を知りたくて手に取った一冊。

読み進めてみると、内容は「食糧」という、
実は自分の生きる土台そのものの話だった。

スーパーに行けば当たり前のように並んでいる食材。
でもそれは、当たり前ではない。
植物はただ土があれば育つわけではなく、
今ある土の栄養は、長い時間をかけて積み重なってきたもの。
私たちはその“貯金”を使って生きている。

このままでは、将来地球に住む人間を養えなくなる可能性がある。
仮に火星に行ったとしても、
そこには作物を育てられる土は存在しない。

だからこそ、今うまく活用できていない土に目を向け、
工夫し、育て、食物を生み出そうとしている人たちがいる。
その存在に、今まで思いを巡らせたことがなかったと気づいた。

こうした一人ひとりの取り組みの上に、
今の生活が成り立っている。
それを知らずに生きているのは、失礼なことだ。

正直、自分が同じモチベーションで何かを成し遂げる自信はない。
だからせめて、感謝を忘れず、
食の面でも、人間関係でも、エネルギーの使い方でも、
周りに過度な負担をかけないように生きていこうと思った。