ミーハーな自分は、見事にドラマ「グランメゾン東京」に触発されて、
「ミシュランのお店に行ってみたい!」と憧れを抱くようになった。
安くはないけれど、「人生で一度くらいは…」と思い、お祝い事の機会に思い切って挑戦。
Googleマップで「ミシュラン」と検索し、口コミが良かった和食のお店に的を絞る。
予約の電話は自分で。ド緊張。
コミュ力の乏しい自分は、同じ人間相手なのに「高貴なお食事屋さん」というバイアスがかかりすぎて、
電話口では声が震え、「何しゃべってんだ自分…」とツッコミながらなんとか予約完了。
変な客が来ると思わせてしまったかも…申し訳ない。
当日は絶対に服装に悩むと思い、予約電話の時にドレスコードも確認済み。
「ジーパンでも大丈夫」と言われたので、上は襟付きシャツ、下はジーンズで。
ネットで調べて気づいたけど、こういう時に着る服を自分は持ってなかった…。
人生30年強、今までそういう機会がなかったんだね(笑)
いざ入店!
店員さんの素敵な笑顔に迎えられ、カウンター席へ。
目の前では職人さんが調理していて、こちらが見ているのに、逆に見られているようで緊張…。
でも結果、大満足!!
接客は、お客さんが「こうして欲しい」と思う前に、やわらかな笑顔でさりげなく対応してくれる。
コース料理は、一品一品ごとにこだわりを丁寧に説明してくれて、ただ「おいしい!」だけじゃなく心に残る体験に。
見た目から「これ芸術じゃん…」と思う料理、
笹の葉に包まれた一品は香りと味の調和が素晴らしく、
つぶ貝の料理は噛むほどに旨みが広がり、食感も最高…。
「料理」というものの最高峰を知ることができた気がした。
他のお客さんは世に聞く同伴という方々や大学教授らしき人など常連さんが多くて、
「こういう人たちはこういうお店に来るんだな〜」と、まるで社会見学に来た小学生の気持ちになった(笑)。
写真はお店の雰囲気を壊したくなかったので控えました、あしからず。
数年に一度くらい行けたら、人生の楽しみのひとつになって良いなぁ。

