カテゴリー: 仕事

働き方の工夫

  • 仕事ゆるエピソード① ひまな時間

    仕事ゆるエピソード① ひまな時間

    仕事で辛いことばかりに目がいってしまうことがおおいので、自分の気持ちを整えるためにも、これまで働いてきた中で “ほんわかしたエピソード” を思い出してみる。

    昔、個人病院で働いていた時のこと。
    曜日によっては、びっくりするほど患者さんが来ない日があった。普段の業務が終わってしまえば、普段手をつけない棚を整理したり、清掃したり、備品を整頓したりして時間をつぶしていたけれど……それでも2時間、3時間と何もないと、さすがに手が空いてしまう。

    そんな時、先生がふいに院長室から出てきて、コーヒーの入ったポットを片手にこう言う。

    「これでも飲んで、休憩してね〜」

    休憩時間でもないし、もちろんお給料も発生してる。それなのに、こういう気遣いをしてくれるなんて……神対応か。
    普段は、ちょっとしたことでカッとなるタイプの先生で苦手だったけれど、この時ばかりはありがたかったなぁ。

    看護師さんも受付もみんなそこそこ仲が良くて、一緒に飲むコーヒータイムもなんだか好きだった。


    転職して他の職場を経験して、あの病院がいかに“ゆるかった”かがよく分かった。あの職場に戻りたいとは思わないけれど、「あんな働き方もあるんだな」と思える、貴重な経験だったなと思う。

  • 仕事の失敗談① 言われた通りにやっても上手くいかない件

    仕事の失敗談① 言われた通りにやっても上手くいかない件

    はじめに

    「言われた通りにやったのに、なんで上手くいかないんだろう?」
    社会人になって引き継ぎのたび、私はよくそう思っていました。

    素直に聞いて、指示通りに動いたつもりなのに、結果はミス。
    しかも自分でも「なんかおかしいな」と思いながら、スルーしてしまったこともあって…。
    今回は、そんな「考えずに動いてやらかした話」を書いてみます。



    そのときの状況

    ある日、業務の手順を先輩に教わりながら作業していたときのこと。
    「これ、こうやれば大丈夫だから」と説明を受け、「了解です」とそのまま作業開始。

    正直ちょっと「ん?」と思うところもあったけど、「まぁ言われた通りにやれば間違いないでしょ」とスルー。

    ところが、別の人に確認してもらったら
    「これ違うよ」「この対応だとこういった影響出るよ」とストップが入りました。

    冷や汗。
    業務を依頼された方にも迷惑をかけて、ものすごく申し訳なかったです。

    教わった先輩にそのことを報告したが、そうだったんだ〜と返され、謝られるわけでもなく、その後のちょっと関係が悪くなるだけ。それからは、自分にメリットもないので指摘することもやめました。


    学び

    このミスから学んだのは、
    「言われた通りにやる」=「正解」じゃない、ということでした。

    特に仕事では、

    状況が変わっているかもしれない

    説明した人が思い違いしている可能性も

    依頼者としては実際はこうして欲しかった

    など、リスクが常にある

    それよりもまず自分が納得していない時点で黄色信号なのだ。

    それ以来、私は「聞いたこと+自分の考え」で動くようにしています。
    理解できない部分は必ず確認する。腑に落ちていないまま手を動かさない。
    「聞いたからOK」じゃなくて、「理解したからGO」に切り替える。

    これ、当たり前のようで最初はなかなかできませんでした。



    おわりに

    「ちゃんと聞いたのに」「指示通りにやったのに」
    ——その言い訳、私もよく使ってました。

    でも、仕事って結局、自分の判断が問われる場面が多い。
    その責任から逃げたくて、誰かのせいにしたくなってたのかもしれません。

    今も完璧にはできないけど、
    失敗のおかげで「自分の頭で考える」姿勢は少しずつ身についてきた気がします。

  • 正しいだけじゃうまくいかない話

    正しいだけじゃうまくいかない話

    仕事の世界は、正しいか間違いかだけじゃない。正しくても黙るしかない“グレー”が、確かに存在する。

    新社会人になってから、「正しいことをすべて正しいと発言すること」が人間社会では受け入れられないと知った。

    正論を言えば、面倒に感じられ、都合が悪がられ、言った本人は避けられる。社内で“腫れ物”扱いされ、敬遠されることすらある。
    しかも、自分が正しいと思っていても、他人から見れば正しくないこともある。

    こういった経験を経てようやく、
    「思うことがあっても、相談されるまでは黙っている」
    という言葉の意味が、身にしみてわかってきた。

    もちろん、右も左も分からない新人のうちは別だ。
    でも一人ひとりには、それぞれの立場や経験があって、みんなそれなりにやっている。
    そんな中、口出しをすれば関係が悪くなり、自分の立場も悪くなる。

    たとえ「大丈夫かな?」と思うことがあっても、
    ・失敗するかもしれない
    ・上手くいくかもしれない
    ・何ごともなくスムーズに進むかもしれない
    結果なんてやってみなければ分からない。

    それに、親密でもない、たまたま同じ会社にいるだけの「他人」に対して、必要以上に力を注ぐ必要はない。
    「会社のために」と思うのも、ある意味“思い上がり”かもしれない。法的に抵触することは別だが。


    どうしても他人が気になるのは、自分自身の問題だ。
    その気持ちを深掘りして考え方を変えるか、どうしても無理なら距離をとるなど行動するべきだ。


    他人をどうにかしようとしても変えられないけれど、自分のあり方は選べる。