#86 自分に合う生活って、意外と地味だった

昔は、おしゃれな生活とか、きらきらした生活に憧れていた。

広くておしゃれな部屋に住んで、仕事もバリバリこなしていて、友達もたくさんいる。

そんな生活が、充実していて楽しそうに見えていた。

でも、実際に自分で生活してみると、どうやら自分には少し違ったみたいだ。

一人暮らしをして家事をするようになってからは、部屋が広くなるほど掃除する範囲も増えることに気づいた。

物が多いと情報量が多くて疲れるし、広すぎる部屋も落ち着かない。

ある程度の生活圏があって、自分で無理なく管理できるくらいがちょうどいい。

予定も同じ。

スケジュールがパンパンだと、楽しいことをしていても精神的に休まらない。

予定と予定の間に余白があって、何もしない時間があるほうが好きだった。

人付き合いも、昔は友達がたくさんいて頻繁に遊ぶことに憧れていたけれど、実際はそうでもなかった。

だらだら世間話をしたり、解決もしないことを長々と話したりするより、一人で好きなことをしているほうが気楽。

自分の時間を、自分の好きなように使えることが心地いい。

昔は、たくさん持っていることや、予定がいっぱいあること、人とのつながりが多いことが「充実」なんだと思っていた。

でも今は、自分で無理なく管理できる範囲に収まっていることのほうが大事みたいだ。

広すぎない部屋。
詰め込みすぎない予定。
必要以上に増やさない人付き合い。

派手ではないけれど、今の自分にはこのくらいがちょうどいい。

どうやら、自分に合う生活って、意外と地味だったみたいだ。